インプラント

歯科治療においては様々な形態の義歯があります。歯の根っこから再建するインプラント義歯について説明します。

インプラント義歯とは

入れ歯というと、失われた歯の代わりに歯ぐきから上の部分だけを人工歯で補うものです。インプラント義歯は歯の根っこの部分から元の歯と同じように人工歯を埋め込む方法です。インプラント義歯をつけるにはちょっとした手術を行いますので、時間も他の治療に比べて長くなり費用も高めです。しかしかみ心地もよく、見た目にも入れ歯には見えない長所があります。

メリット

自分の歯のような自然な感覚があり、噛む力が低下しません。 また、健全な歯はそのまま保存でき、審美的(外見)に良好です。

インプラント義歯の製作手順

インプラント義歯にもいろいろな方法があります。簡単にいうとあごの骨に穴をあけて、人工の歯根を埋め込み、その人工歯根に義歯をとりつけるといった手順になります。

1麻酔をかけ、歯肉を切開し、ドリルであごの骨に穴をあけます。

2あごの骨に人工歯根と同じサイズの穴を掘ります。

3穴の中に人工歯根を埋め込みます。

4埋入して人工歯根が固定されるのを待ちます。(およそ2か月)

5固定された人工歯根に義歯を取り付けます。

上記は骨内インプラントといわれる術式ですが、このほかにも骨膜下インプラント(あごの穴があけられない場合)や、歯内骨内インプラント(歯周病治療などでゆれがひどくなった歯を固定する)があります。

Q&A

Q

治療は痛いのでしょうか?

A

インプラントは歯を抜く場合と同程度の手術が必要です。麻酔をしますから痛みに耐えながら治療を行うというというようなことはありません。手術後、麻酔が切れると腫れや多少痛みが出る人もいますが、安静にするなどの処置で回復できます。

Q

治療費用は?

A

当院では、手術料は1本につき10万円で、このなかにインプラント本体の値段が含まれます。これに白い歯をかぶせる場合、15,000円のレジン冠と8万円のセラミックの冠がありますが、レジン冠を入れるかたが多いようです。

Q

治療に伴う入院や生活の支障はないですか?

A

患者さんの健康状態や治療本数などにより入院し手術をする場合もありますが、たいてい入院の必要はありません。手術後は抜歯をした時と同様、安静が必要です。以後、通常の生活で問題はありません。

Q

治療が出来る年齢など制限はあるのですか?

A

年齢性別での制限はありません。無歯症の小児や85歳の高齢者が治療を受け健康歯を回復した例もあります。顎の状態、体質や 疾病(重度の糖尿病やアレルギーなど)によっては治療が出来ないこともあります。また治療はできてもケアを維持することができる患者さんであるかなども検討します。

Q

インプラントはどのくらいもちますか?

A

インプラントは半永久的なものではありません。口の中を清潔に保つことを心がけ、定期健診をきちんと行うことで10年以上良好に維持されている患者さんも沢山います。正しい手入れがインプラントを長持ちさせることにつながります

Q

いつから噛めるようになりますか? 

A

使用するインプラントの種類や部位、また患者さんの顎骨の状態などによっても違いますが、約2ヶ月を目安としています。

Q

インプラントの歯では何でも食べられるのですか? 

A

インプラントに人工歯を被せた最終治療後、よく馴染むまでは無理して噛まずに軟らかい食物にしてください。その後は通常の食事ができますから、入れ歯や無歯では味わえなかった歯ごたえのあるものでも何でも食べることができます。